eclipse感想

ウサギキノコ2ndアルバムCD「eclipse」についての感想など。
レビューでなくて感想なので、何かの役に立ったりはしないと思いますが、「( ´∀`)だよねー」みたいな人がいてくれたら嬉しいかなと。あと買おうか迷ってる人の参考にもなれば良いと思いますが、ネタバレも含む為微妙なトコです。
例によって凄く長くなることが予想されますので、覚悟して続きをくりっく(ぇ

というわけで感想。曲の前に、まずはデザインとかから?

ビジュアル面とか

感想書くために改めてブックレットを見返していて、ジャケのウサギ娘さん達が月の光ってる部分と陰になった部分を表しているんじゃないかということに今日初めて気がつきました。遅ぇー あとよく見ると髪とか服の一部とか口元とか除いて大部分が対称になってるということにも今日気付きました。超遅ぇー それはそうと白ウサギさんが藤堂志摩子に思えて仕方がありません。誰か助けて下s(黙れ
曲構成とも絡む話ですが、見開きのページごとに大体の雰囲気が固めてあるんですね。intervalで区切ったり。でもって底抜けに明るい所では白ウサギさん、切ない所では憂えた表情の黒ウサギさんと。
あとディスクレーベルが円形を利用して三日月っぽくなってるのが巧いなぁと思いました。「うひょ〜」って書いて頂いたのがクレーターと重なって一瞬「おひょ〜」に見えたりする偶然が素敵です(ぉ

tr.01【Prologue】

笑い声ー( ´∀`)
なんか芝生の上で陽射しに目を細めながらみたいな光景を思い浮かべました。あははは。うふふー。ってか光の庭だ。いや、歌のイメージとはちょっと違うんですが。光の庭と呼ぶにふさわしい光景が脳裏に・・懐かしい感じがして好きですこういうの。
真っ先に思い浮かんだ具体例がひらがなみっつの娘の家だというのは内緒。

tr.02【eclipse】

フルver.試聴公開からずっと聴きまくってました( ´∀`) CD手にする前にほぼ歌えるってどうなんでしょうか。愛ですよね
前々から気になってるんですが、どうして茶太りんの詩には「僕」が多いんだろう。でも全く不自然じゃないのが不思議です。もう慣れたとかじゃなく、最初から違和感が無かった気がする。「僕」が出てくる詩は割と中性的かもですね。
大分脱線してきましたが、サビの「僕が」の歌い方が超好きなんですよ(*´∀`) 特に最後のサビの方の歌い方。「僕が」の直前の隙の無さがまた堪りません。そこに繋がる「月の〜」からのメロディも最高だと思います。そう言えばこれ作曲茶太りんですよ。スゲェ
この曲、全体の雰囲気が結構好みなんですが、歌詞もまたタマランですよ。中でも「僕が手を引くから」のフレーズは個人的にツボ。茶太りんの詩で切ない系も凄く好きなんですが、こういう優しさも実は凄く好きだったり。「手を引く」というお節介すぎない微妙な助けが優しくて好きなんですよ。旧作で言うと【reflain】とか堪りませんよね。

tr.03【Puzzle】

曲はJazzっぽい?ぁーこりゃbassyさんだわーとか意味もなく思ったりしました。割と軽快なテンポでありながら、それでいて結構しっとりした感じ。
いわゆるウィスパーボイスなんだろうけど、個人的には「溜息」というイメージがしっくりくる歌い方だと思います。特に「穴だらけの〜」のあたりとかね。あんまり感情的でない感じが曲の不思議さを引き立たせていて良いと思います。でも声は意外と可愛い系に出してる気もします( ´∀`)
で、この歌詞がまた大好きなんですが、これはやっぱ茶太りんでなきゃ書けないなぁと感心したり。パズルっていう比喩が堪りませんな。「壊れる」とか「歪ませて」とか切なすぎです。
割と現在「正解はない」が主流な気がするんですが、そのアンチテーゼっぽい感じもして面白いななんて。「そうは言うけどやっぱりハッキリした答えを欲しがるのが人情ってもんでしょ」みたいなw
あと歌詞読んでてなんとなく【バランス】を思い出しました。決定的にココが似てるとか指摘出来ないんですが、何ででしょうねー

tr.04【Re-start】

イントロ部分聴いて即座に逆再生したくなったのは僕だけではないはず(笑 内容は、1番が歌詞2行目あたりからフェードインする感じで逆向きに収録されてます。【Re-start】ということで、一度巻き戻して最初から、気持ちを新たに仕切直しというイメージでしょうか。まだ試していない方は一度お試しあれ。
この曲、サビの突き抜けるような爽やかさが大好きです。「見上げた〜」のあたり、歌詞とメロディがよく一致して真っ青な空が目に浮かぶようですね。「eclipse」収録曲で、次の【Step】と合わせて「前向きな」部分を担当していると思われますw 昨日を振り切って前へという、結構ポジティブな歌詞ですよね。
後ろで鳴ってるピアノ?とドラム?のおかげか、サビ以外のところも落ち着いた感じながら意外とノリも悪くない感じ。良い感じに体が揺れますヽ( ´∀`)ノ
落ち込んだときに・・と言いたいところですが、個人的には落ち込みから立ち直る気がしてきた辺りでブースターとして聴きたい曲かもw ちょうどRe-startしようかなと思った時にでも。

tr.05【Step】

前の曲と合わせてポジティブ担当w +カコイイ担当(`・ω・´)
なんと言ってもこの格好良さですよねぇ。力強い感じに元気になります。
サビとその直前の対比も引き立ってて好きです。
この曲の中で一番好きなのは「今はまだ」の部分。なんか変換したら「今浜だ」になったけど気にしない。ここに挟まってる「今はまだ」が実に美味しいんですよ。言葉そのものも好きだし、歌い方も堪りませんな(*´Д`)

tr.06【interval #1】

で、いきなり「はぁ〜」というこの脱力感w 堪りませんな(´ー`)
後ろで鳴ってるレトロなシューティングゲーム風(いんべーだー?)の効果音も良い味だしてます。加速していくのは敵が迫ってるのか解りませんが、最後はどうもGAME OVERのような気がしますw
このテンポアップと間抜けた感じの音が次曲に実に巧く繋がっていて感心しますね。

tr.07【Always】

ここから2曲はポップでキュートで脳天気(笑)なのが続きます。04や05もpositiveって感じですが、これはoptimisticという方が良いかもw
可愛くて好きという声を良く聞くように思います。僕も超可愛いと思います(*´∀`)
天然ドジッ娘全開な歌詞が超可愛くて超面白いんですが、言葉の選び方も素敵すぎw 音数の関係もあるんでしょうが、このセンス最高ですw
しかし蛇口が抜けるってどんな状況だろう・・・
ブックレット記載の歌詞もさることながら、そこに書かれていない合いの手?があってこそこの曲でしょう。やっべ超可愛い(*´Д`)
「がび〜ん」で(゚∀゚)、「やーい忘れたー」で吹き出しかけ、「どーん」でダムが決壊しました→爆笑 こうかはばつぐんだ!
この曲ライブで歌ってるのを是非聴いてみたいww 間違いなく会場の9割が萌え転がるネ! 1人じゃ合いの手入れられないのが苦しいところではありますがw
それはそうとbassyさんてこんな曲も書かれるんですねぇ。新鮮〜

tr.08【Melancholia】

Melancholiaっていうからてっきり鬱っぽいのとか切ないのとかだと予想してたら、コレですよw アハハアハハってww 確かに歌詞見ると「やる気ねー鬱だわー」みたいな状況のような気がしないでもないですが、最後の結論と言い、実はかなり脳天気なキャラと見ました。曲調も歌い方もヘンテコな感じで面白いw 妙にコブシが効いてたり。 今までにない感じですなぁ。
詩が人間の憧れとか怠惰なところとかを実によく突いていて思わずニヤリとします。「後少し!」とか定番ですなw「あーもー怠いしどうでもいいやー」って時に寝転がって何となく聴いたりしてると共感して気が楽になったりするかもですね。
あ、何気にこれも茶太りん作曲ですね。茶太りんの曲って割と音の繰り返しが多い傾向があるような気がするんですが、どうでしょう。自分が繰り返しとか連続フェチなので意識してるだけかもしれませんが(ぁ

tr.09【interval #2】

ここでまた雰囲気を変えるため?にinterval。
迷宮探索って感じのするmysteriousな曲です。なんかゲーム音楽っぽい気も。次が【Labyrinth】ですし、雰囲気出てますねぇ。個人的にはこの【interval #2】をLabyrinthと名付けても良いんじゃないかというくらい迷宮らしい曲だと思うのですがw

tr.10【Labyrinth】

ここから3曲は切ない系。大好物です(ぉ
なんというか、ちょっとアジアンな感じ?なのかな・・声とか歌い方はadultで色っぽい感じ(*´∀`) 要約するとエr(ry バックコーラスもまた実にエ(ry
【Labyrinth】は王道的切ない系茶太りん歌だと思うのですが、どうでしょうか。単語繋げすぎで意味が解りませんか。ではスルーしてください。
【俄雨)とか【ムネノイタミ】とか【日没】とかと通じた感情があるような気がするんです。なんか引き合いに出す歌が古いのばっかでスミマセンね(´・ω・`)
好きなんだけど、傷つくのが怖いからなかなか素直になれなくて、その所為で結局お互い傷ついて不安になって、それでもやっぱり好きだから失くしたくないみたいな。ぁーたまらんね。これだから茶太りんファンはやめられない。・・言いたいこと解ります?
あと“気持ちと手を繋ぐ”って表現がなんか好きです。更に「はなそうか」もまた堪らず。
この曲はリズムも大好きです。初っぱなの「ユラユラ」からもうバイオリズム一致しまくりですよ。バイオリズムという語の用法が著しく誤っている点は見逃して頂くとして。あ、ダメ? なんていうかホント身体もユラユラ揺れるんですよ。実に巧く作られてますね。ええ。
最初聴いて何故か一青窈を思い浮かべた。

tr.11【Secret】

ギターがエr(ry しつこいですか。そうですね。でも間に入る「Ha..」ってのがまた凄く・・な、何をする貴様らー
えーと、こういう曲調なんていうでしたっけ。ホント無知で情けないorz
曲全体の愁えた感じが堪りませんな。一緒に居たいけど怖くてつかず離れずという意味では前曲【Labyrinth】と似たところがあるかも?こっちは仲の良い友達に本当の気持ちを伝えようかどうしようかという感じですけど。切ないなぁ。2番の歌詞とか切なすぎです。今より良い関係を手に入れるか、今の関係さえ失うか。告白はギャンブルですね。でも現実にそこまでseriousな場面ってあんまり多くないのかも。平和だけどそれはそれで寂しいですね(´・ω・`)
今日もまた大事な一言が言えなくて〜

tr.12【Rain】

僕が「eclipse」収録曲で最も注目した一曲。ゾクゾクしましたよ。泣きそうとか凄いとか俺はもうダメだとか茶太りんハァハァとか色んな感情が一気に押し寄せてきて言葉になりません。
この哀愁漂う感じのギターと歌声だけで涙出てきそうですね。で、サビ入った時に感情が爆発する感じ、そのギャップがまた何とも言えず。初めて聴くときってやっぱりそれほど歌詞にまで注意出来ないもんですが、この曲の場合は全体のメッセージが全部は解らなくても「でもできなくて」だけでもうグッと心を捕まれたわけです。繰り返しの中で徐々に盛り上がってきてココというのも大好きだし、この部分の歌い方がまた独特で、どうしようもなく切羽詰まった感じが表現されてて、切なくて泣けてきます。「でもできなくて」で小一時間は語れますよ僕は。一緒に小一時間語り合いたい同志は歓迎しますのでご連絡下さい(ぁ
で、そこだけでも十分感動させられたわけですが、気に入って何度も聴いて、改めて歌詞も読んで(´;ω;`)ブワァッ 「でもできなくて」はこの曲の核だと改めて思いました。特に「でも」が大事。流されていつの間にか時間が経って、大人になってこんなハズじゃなかったのになぁって、いっぺん全部捨ててこの流れを断ち切りたいのに、結局そのまま残酷に時間が過ぎていって、周りはどんどん先へ進んでいって・・・ちょっと待て。それなんて僕ですかorz 詩を読めば読むほど自分のことのような気がしてきて鬱になります。だがそれが良い!いや、ネタじゃなくてマジで。自分の中にずっと前からもやもやとあって、でも上手く言葉で説明出来ないで、自分自身でもよく解らなくなってる、そんなことを茶太りんの溢れる才能が形にしてくれたと感じるわけですよ。かなりイタイ発言ですが本人至ってマジです。きっと僕の他にも似たようなこと感じた人がいるんじゃないかと思います。程度の差はあれど、ある程度年を重ねた人なら多くが一度は考えるようなことだと思うので。たかだか20年と2週間程しか生きてない若造が感じるくらいですしね(笑
割と最近になって初めてカタルシス(catharsis)という語の意味を辞書でちゃんと調べたのですが、茶太りんの詩を読んで切なくなって、それが快感であるのはきっとカタルシスなんだろうなと今は思ってます。想像的経験、特に悲劇を見ることによる感情の浄化だそうな。でもこの曲はもっと近い所にあるかも知れません。浄化という表現はそのまま当てはめても良さそうですが。救いとも言える。自分のもやもやに近いものがこうして表現されたことで何かが救われたと思えます。そう言えばカタルシスには「自己の苦悩などを表出することによるコンプレックスの解消」という意味もあるそうで、じゃあやっぱりこれもカタルシスか。
ちなみにcatharsisには下剤によるアレの意味もあります。まぁ確かに体内の浄化だよね。
ああ真面目な話が全て台無しに(;´Д`)
もう一つ、どうしようもないつらさを描くだけじゃなくて、最後にちゃんとまだ熱が失われていないことを描いてくれていることも大いに救われるところですね。

tr.13【whistle】

ねこぉー(っ´∀`)っ
ちょっと奥さん、猫ですよ猫。これはやはり茶太りんが最近猫を飼い始めたことと関係あるんでしょうか。何にせよちょお癒されるぅ( ´∀`) 変換したら最初「イヤされる」って出たのは内緒。
歌の中に登場するにゃんこは野良なのか外猫なのか、取り敢えず「僕」が飼っているわけではなさそうですが、なんて愛想の良い子なんだ(*´Д`) ウチで飼ってるにゃんこもラヴですが、僕もこんな浮気相手が欲しいですよ(マテ 歌詞の下に描かれてるにゃんこも凛々しくて素敵ですね(゚∀゚)
猫とピアノってどうしてこう相性が良いんでしょうかね。何故か猫と言えばポロン♪という感じのピアノですよね。タイトルにもある口笛も散歩らしくて良いです。
この曲がこの位置にあることからしても、単に「久々に会った猫とまったり夕暮れのお散歩」というだけでない意図があるんだと思うのですが、今ひとつハッキリ指摘出来ません。でも「懐かしい」とか「永遠は〜」とか見てると、猫や道は何かと重ねられてる気がします。切ないね。
割とどうでも良いことなんですが、【Rain】が4分あって、【whistle】が3分無いというのが信じられない。inst.メインの曲除くと実は一番短いんですね。まったりした感じと、前奏とか無しでヴォーカルの割合が高い所為で短いのを感じないというのもあるのかも。

tr.14【eclipse (after dark)】

「after dark」って「暗くなってから」という意味だそうです。
初めて聴いた時の感想:なんかスタッフロールが流れそうな曲だw
多分リズムパートの効果です。何の楽器か知らないけれど。
tr.01とは結構雰囲気違ってまたこれも良いですねぇ。tr.01より軽い感じがしました。この微妙にレトロな雰囲気がこの曲で最後なんだと思わせてなんとも寂しい感じです(´・ω・`)
最後にまた【Prologue】みたいのが入って終了。この場合はEpilogueとなりますか。
表題曲のremixが入って終了というのが「誓い」を思い出しますね。これはやっぱりbassyさんによるremixなんだろうか。歌詞掲載の必要がないトラックは詳細がよく解らない(´・ω・`) まぁ編曲者は他でも載っていませんが。

最後に全体通して思ったことですが、このCDで「茶太りんはここまで出来る。こんな事まで出来る」というのを見せつけられたような気がしました。幅が広がったというのか・・ただただ感心するばかりです。これまでも声とか詩とかキャラクターとか様々な面でファンやってきましたが、また新たにお気に入り要素が増えたように思います。更に今後も楽しみで堪りません。そう言えばまだ「eclipse」の他にiyunaline「200608」くらいしか聴いていませんでした。今後とか言う前にまず今回の全部聴けって話ですねorz
でも他の曲も聴きたい衝動もありつつ、「eclipse」をずっと聴いていたいというのもあるジレンマ。同時に鳴らすわけにもいきませんし(笑
取り敢えず自己満足ながら感想も書き終えたし、他のCDもどんどん聴いていきますか。どうも噂では「CLOVER SONGS」がかなり好評みたいです。楽しみだわー
自分でも信じられないくらい長くなりましたが、もし読んだ方がいらっしゃれば「このイカレ野郎が!長ぇんだYO」くらい言わないと損ですよ(ぉ 但し時間の返却願いはお受け致しかねますのでご了承下さい。
「誓い」収録曲がやたら引き合いに出されるのと、【Rain】の項が輪を掛けて異常に長いのは気のせいではありません。ちなみにウチの環境ではここだけブラウザで一画面に収まりませんでした(゚∀゚)アヒャ 逆に【Step】の項がやけに短いけど別に嫌いだからとかじゃありません。なんでだろなー(´・ω・`) どちらかというと他が長すぎるんですが(苦笑

さて、SCC12レポも書きましょうかね。どうしましょうね(アヒャヒャ

【Rain】に関してとても大事なことを書き忘れていたので追記。また更に【Rain】の項が長くなりました(゚∀゚)ウヒョ

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