さびしんぼう。

このカテゴリ使うの久しぶりだなと思いながら
ウサギキノコのC73新作『さびしんぼう。』を聴いて、これは!と思ったので久々に感想など書いてみようと思います。
曲数少ないし、そんなに長くはならないハズ・・
特にtr.03など、ネタバレを含むことになると思いますので未聴の方はご注意下さい。

デザイン

ジャケやブックレットのデザインですが、画用紙に色鉛筆っぽい柔らかい感じが良いですね。特に裏の猫が金平糖の瓶倒してるやつが大好きですw
ツンツン気味の猫がまたなんとも(*´Д`)

tr.01【さびしんぼう。】

視聴で1コーラスは聴いていたので大体の雰囲気は分かっていたわけなんですが、フルで聴いてみると全体の構成の巧さに感心します。この辺りはやはりぺーじゅんさんの領域かと思いますが、相変わらず良い仕事です。1番があってそれを受けて2番、間奏があって最後のサビというスタンダードな作りですが、それぞれ少しずつ雰囲気が変わっていて、且つ巧いバランスになっているなぁと思いました。視聴聴いた時にも書いたかもしれませんが、楽器のchoiceが素晴らしいと思います。
歌詞に猫を飼っていると「あるあるw」というのが散りばめられていて飼ったことのある人だと思わずニヤリとしてしまうのではないでしょうか。僕も例外ではありませんでした。

tr.02【ねんまつのうた】

イントロが神がかってる。
あの【ねんまつのうた】をぺーじゅんさんがどうアレンジされるのかとても楽しみだったわけですが、初っぱなからやってくれます。イントロだけで雪が降る日に一人で部屋の中にいるような情景が浮かびました。
で、イントロでこれだけ主張してきたらこれからどうなるのかと思ったら、歌の部分はごくごく大人しく、実に巧くヴォーカルを引き立ててます。原曲を大事に思ってるアレンジだなぁと感じました。
ここでちょっと原曲を聴いてみたんですが、あぁ茶太りん歌上手くなってるなぁとw なんか偉そうでスミマセンorz
まぁディレクションの問題とかで結構変わってはくるものだと思うんですけど、ちょっと聴き比べてみても格段に安定感が良くなってます。特に低音が「ギリギリ出せる」感があったのがとても自然な感じに。バリバリのウィスパー系なわけですが、音の動きも安定してとても綺麗で、高音もフラフラせずに抜けているし、歌い分けもよく伝わってきます。
やっぱり名曲だなぁ。年末は当分先なので無理ですが、せめて今度改めて夜に聴こう。

tr.03【-       -】

十数秒聴いてようやくtr.01のアレンジだと気付きました。や、歌詞も違うし、アレンジというのもおかしいか。こういうのなんて言うんでしょうか。
しかし反則でしょこれ。切なすぎて涙腺が・・(´;ω;`)
茶太りんもぺーじゅんさんも天才過ぎると思います。
何でもない日常と別れとの対比が・・寂しい気持ちがとてもリアルに表現されていて凄いと思いました。
名前を呼んでもしっぽが動かないとかのtr.01とのリンクがまた巧く出来ていて余計切なくなります。
全体の構成としてもずるいくらい巧く出来ていて、やられたという印象です。
これも是非夜に改めて聴こう。鬱になってきそうですが。
ところでこれ、フィクションですよ・・ね?(ぁ

tr.04,05(off vocal tracks)

off vocalも聴いていて面白いです。ヴォーカル入ってると意識されない部分も気が付いたりして。
【さびしんぼう。(off vocal)】は曲の雰囲気が切り替わっていく様子が見えて面白いですね。
【ねんまつのうた(off vocal)】はなんかこのままフィーリングミュージックとしていけるんじゃないかという気がするんですが。ピアノが美しすぎる・・メロにちょこちょこっと音足せばInst.でもう1トラック出来そうな気がします(ぉ

んーなんか長くなった割には言いたいことが言えなかったような・・orz
もうちょっと聴いてからにすれば良かったかと思いつつ、時間がとれるか怪しいので仕方ないかなんて。
やーしかしコレは良盤ですよ!今後も茶太&ぺーじゅんのタッグに大いに期待したいところです。

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